前進~ZENSHIN~
プロジェクト

松山野球拳おどりについては、昨年、コロナ禍により中止となったことを受けて、今後の盛り上げや、デジタルの活用などを、実行委員会内部で検討を重ねて参りました。
幅広い議論を行う中で、あらためて、内容を見直すとともに、デジタルを活用して、野球拳おどりを、広く発信していくことといたしました。
これを、「前進~ZENSHIN~」プロジェクトと名付けました。
野球拳おどりは、前に進むことがルールであることにかけて、コロナ禍で後ろ向きではなく、デジタルを活用して松山野球拳おどりを前進させる取り組みです。

Baseball-Danceとは

大正時代に生まれ、昭和、平成、令和の時代に、日本人に愛されてきた「野球拳」。
そのルーツには、野球の普及に尽力した、松山出身の俳人「正岡子規」を育てた文化風土、野球王国として、情熱を傾けてきた地域の思いがあります。
これを夏まつりにと、半世紀にわたって、「野球拳おどり」が愛媛、松山でおどり継がれてきました。
Baseball-Danceは、こうした伝統と文化に、実行委員会と日本のトップアーティストが、アレンジを加えて、令和のコンテンツとして、新たにブランディングするものです。
和と洋、今と昔、地域と首都圏、アナログとデジタルなどを掛け合わせ、幅広い年代が、唄い、おどる、コンテンツとして創造します。
松山野球拳おどりで演舞されるだけではなく、インターネットやSNSを使い、国内外へ発信します。

本家野球拳と野球拳おどりの関係性

本家野球拳

大正13年(1924年)に愛媛県松山市で生まれた「野球拳」。伊予鉄電(現:(株)伊予鉄グループ)の前田伍健が曲と踊りをつくり、松山の人々に愛され、受け継がれてきた郷土芸能。
三味線と和太鼓の伴奏にあわせて歌と踊りを愉しむ「野球拳」は全国区で人気となった。
「野球拳」を正しく普及するために「本家 野球拳」をつくり、「本家 野球拳」の唄と振り付けを考案した富田狸通を初代家元として家元制度を導入。現在、澤田 剛年が四代目家元。

野球拳おどり

昭和45年(1970年)、松山の夏まつりを盛り上げるため、「野球拳」をもとに、松山放送管弦楽団指揮者の和田定範が踊り用に編曲。振り付けは、愛媛県邦楽連盟舞踏部会の藤間 藤一郎部会長が制作し、「野球拳おどり」が誕生。以降、松山野球拳おどりで演舞される。
平成11年(1999年)、家元の澤田剛年のアレンジにより、「ロック調」「民謡調」が誕生。
平成14年(2002年)、地方車(音響車)が導入され、おどり手のアレンジも可能となった。

Baseball-Dance

令和3年(2021年)、新型コロナウイルス感染症により野球拳おどりは2年続けて中止。
この間、野球拳おどりを世界に配信するため、インターネット上で発信できる新たなコンテンツとして、Baseball-Danceを制作。日本を代表するトップアーティスト、古坂大魔王、KENJI03、NAOTO(lol)が新たな音楽と振り付けを制作。
デジタルを活用して、愛媛・松山から世界に発信できるコンテンツが誕生した。

Baseball-Dance 曲と振り付け

今回のコンテンツ制作には、松山野球拳おどり実行委員会の呼びかけにより、日本を代表するエイベックス・エンタテインメント株式会社がアサイン。
総合監修は、グローバルに活躍する古坂大魔王。
音楽プロデュースは、国内外に様々な楽曲を提供するKENJI03(BACK-ON)が制作。
タイトルロゴなどのデザインにTEEDA(BACKーON)が参画振り付けは、中高生に人気のlol-エルオーエル-の振り付けも担当している、小見山直人(lol-エルオーエル-)が制作。
このメンバーと、本家野球拳の家元、澤田剛年氏が、松山野球拳おどり実行委員会とともにディスカッションを重ねて、Baseball-Danceを制作。

Special comment 01

古坂大魔王さんのコメント

今我々が目にすることのできる伝統文化は、きっと全て進化し、変化してきたんだと思います。
そして今回!
「野球拳」もまた進化し変化しようとしています!
その進化と変化に協力できると思って、この話を聞いた時はとてもワクワクしました!
KENJI03君が作ったトラックに、またトラックを重ねて、私たちもまた、進化と変化ができた気がします!
野球拳をするならこういう具合にしやしゃんせ!って感じです!
新しい「野球拳」を楽しもう!

古坂大魔王

芸人、プロデューサー
1992年お笑い芸人「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。ピコ太郎プロデューサー。現在は、バラエティ・情報番組への出演や、省庁のアンバサダー活動など幅広い分野で活躍中。

Special comment 02

KENJI03さんのコメント

今回、伝統あるこの楽曲をアレンジするにあたり家元・澤田さんともお話をさせて頂き、僕なりに熟考しましたが、愛され続ける曲の魅力・力強さ、そして地元の皆さんが踊り笑顔になることを考えながら、自分なりのアプローチで曲を押し上げるようイメージして制作しました。
曲の途中では古坂さんによるアレンジを加え、“祭り”を表現して頂きました。
生まれ変わったこの曲で、世代を超えみんなで踊ってもらえると何よりです。

BACK-ON

KENJI03(Vo/Gt)、TEEDA(MC)からなるバンド。
キャッチーなメロディーと熱量のあるライブパフォーマンスで高い評価を得ている。

Special comment 03

小見山直人(lol-エルオーエル-)さんのコメント

野球拳は長く続く伝統のものなので流行り廃りに影響されないベーシックな動きとステップにしました。
投げる、打つそのままの動きにして誰でも簡単に踊れるようにしました。
ですが人それぞれ投げ方、打ち方は違うと思うので個性を出せるところでもあるかなと思っています。
イントロの部分は音の感じと野球という力強いイメージで振付しました。

小見山直人

「笑顔」をコンセプトにした男女混成ダンス&ヴォーカルグループlol(-エルオーエル-)メンバー。
全員がダンスとヴォーカルを担当し、モデルや俳優などマルチに活躍中。lolのリーダーの小見山直人は、全国各地でダンスワークショップの開催、lolの楽曲でも振り付けを担当するなど、ダンスシーンでは多くの人を魅了させている。

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商業目的で利用する場合は、
松山野球拳おどり実行委員会へご連絡ください。